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高橋キノエネのーと


Twitterの限られた文字数では伝えきれないこと、言いたいことを気ままに述べていく個人ブログです。

2025.08.06 14:04
20250806所感
 本日、広島への原爆投下から80年の日を迎えた。 石破首相は広島での平和式典のあとに開いた会見で、戦後80年を迎えるにあたり、歴代首相が発出してきた談話を踏襲しながら「いま必要なのは、どうすれば二度と戦争を起こさないかであり、そのような仕組みについて考えてみたい」と述べ、先の戦争がなぜ起きたのかを検証し、抑止するための方向性を示したいとの考えを表明した。  ここに一冊の書物がある。作家で現在は参議院議員である猪瀬直樹さんが1983年に著した『昭和16年夏の敗戦』というノンフィクション小説である。振り返るまでもないことであるが、18世紀後半から19世紀にかけて起こった産業の変革、技術の革新、さらには石炭によるエネルギー革命をはじめとした産業革命以後、主要...
2025.07.27 16:34
20250728所感
しょうもないことを論述する。「潮吹きとなんぞや」という事柄について、である。私が「潮吹き」という言葉に初めて接したのは、小学4年生のときである。どこで入手したのかさっぱり覚えていない、もしかしたら父親が購入したものを倉庫で見つけたものだったかもしれないが、エロいグラビアやAV紹介などを掲載したエロい雑誌があって、その袋とじページに「潮吹き現象を激撮!」という特集が組まれていたのである。私はそこで「女性はオーガズムに達するとき、性的快楽を得た状態でのみ分泌される体液を含んだ尿が、放尿時とは異なる筋肉の痙攣により、放尿時とは異なる放出量および噴出状態を帯びて尿が放出される現象のことを「潮吹き」と呼称することを学んだのである。オーラルセックスによって昂った女...
2025.07.19 13:24
20250719所感
 選挙権を得て以来、すべての国政選挙、首長選挙、地方議員選挙に参加、投票してきた私には、耳にしたくないと思いつつ、それに真っ向から異議を唱えることができない歯がゆさを感じる言葉がある。「選挙に行ったって、どうせ何も変わらない」 我が国の選挙がシルバー選挙と揶揄され始めてから久しい。65歳以上の高齢者は今や総人口の約3割。高齢者層の投票率は6割以上に対し、若年層の投票率は3割程度。この数字を挙げただけでも、若い世代からの「どうせ何も変わらない」という暗たんとした思いが漏れ伝わってくるようである。 だが、マスコミ報道をはじめ、可能な限りフィルターバブルから脱したSNS上から感じ取るものに触れる限り、どうやら今回の参議院議員選挙、なにか今までと異なるものを感...
2025.04.02 22:30
哀惜 ~とあるミカコキストに捧げる恋文~
∴‥∵‥∴‥∵‥∴‥∴‥∵‥∴‥∴‥∵‥∴‥∵‥∴‥∴‥∵‥∴‥初めて知る世界へと、たったひとりで踏み込んでみる。立ち入ったその先で何が起こるのか分からない。不安を抱えながらも前へと歩み出した勇気。それは強い信念に由来するものであったのか、新しい輝きを希求していたのか、もしかしたらもっと単純な思考の延長線上にあったものなのかもしれない。それでも、その背中はきっと力強い意志をまとっていた。「きっかけ」というものは案外に淡白だ。何もなかった場所から突然、何の前触れもなく現れる。それは思ってもいなかった因果となって、奇跡のような出来事であったと振り返ることもしばしばである。出会いとは常にそういうものなのだ。だからこそ、その邂逅は力強い自信と矜持を帯びてゆく。...
2025.01.03 11:21
20250103所感
ツイッターのタイムラインを読む暇があっても、座席予約した映画のあらすじすら読む余裕すらなかった、その刹那の感情によって縦横無尽に捻くれることのできる「時間」という概念に自らを翻弄しながら、結局は一冊の本すら読むことなく流れ去った2024年という形式の箱の中から、そういえば買ったまま読まずにいた本があったことを思い出し、その梱包に手だけを突っ込んでみせて、かろうじて指に引っかかったその書籍をしっかりと両手に持って、手汗でよれてしまわないようにカバーをそっと外し、ペラペラっと巻末のページ数を確認しながら、ふわっと香る紙とインクのにおいに興奮を覚えるなか、新しい年の明け、読み始めたるは、池澤春菜 著『わたしは孤独な星のように』である。2024年5月早川書房刊...
2024.12.30 09:58
20241230所感
この歳になっても、いまだ惑ってばかりである。加齢による精神構造というものは物理法則に反してエントロピーは減少するものだと思っていたけれど、まったくもってそういうものでもないことがようやく理解しつつある。またその程度の理解で何が精神構造だと嘲笑されるべきものであることも否めない。とにもかくにも、おそらくは年齢不相応な生き方をしているものだから、落ち着きも平穏もあったものではない。そうしたなか、またこうして年の暮れ、誰に宛てたものでもなく、誰かに読んで欲しいからと書いているわけでもない、毎年恒例の納め文をしたためるものである。今年の夏はとにかく暑かった。記憶のほとんどが「暑かった」という感情でストレージが埋まってしまっているぐらい暑かった。気候のせいにした...
2024.10.26 14:19
20241026所感
選挙権を得て以来、国政選挙をはじめ首長選挙、地方議会選挙には必ず投票に行っていることは私の密かな誇りである。 とりわけ国政選挙においては、積極的な支持をしているわけでもないし、ましてや党員でもないのだが、どちらかといえば消極的な選択として私は選挙区においては自民党の公認候補者、比例においては自民党または自民党公認候補者の名前を記名して投票してきた。その理由はこれまでにも述べてきたとおりである。すなわち、今の生活の根底にあるのは「日本」という国家が国際社会の中で極めて明確に独立国家であることに立脚しているからこそ存立している事実があって、そのために国際社会の中で我が国のポジションを他国との密接な関係に基づいて確立しているからこそ成り立っているも...
2024.04.05 14:56
20240405所感
 日本は絶えず自然災害と向き合わなければならない国である。どれだけ心掛けて日常生活を暮らすべく努力しようとも、人知を超えた圧倒的なパワーをもって大自然は我々を蹂躙する。その被害を軽減することは出来ても、完全にその因果からは逃げることは出来ない。 今から13年前、東日本の大地を大きく揺らした大震災があった。東日本大震災である。かつてないエネルギーを持ったその地震は大規模で広範囲に被害をもたらし、更には大津波を発生させ、太平洋側の沿岸部を中心に真っ黒で巨大な波が押し寄せ、すべてを飲み込み、すべてを押し流し、すべてを奪っていった。津波に襲われた原子力発電所は電源を失い、メルトダウンという重大事故も起きた。 実に多くの人々の身体も心も傷つけ、実に多くの人々の命...
2023.12.31 02:41
20231231所感
わが祖国、日本はその歴史を振り返ってみても常に、海の向こうからやってくる対外的なパワーによって、その都度、そのときの偉人たちの巧妙な知恵と絶妙な采配によって国難を乗り越え、またその力を取り込み、深く理解して、適応させ、さらなる成長へと結び付けていった。この素晴らしき作法は国運のみならず、ひいては自身にをも当てはめて、その見習うところは見習うべきものと考える。さて、今年も残すはあと一日となった。私自身の日々の生活、仕事においても、別段変化した事柄もなく、朝、目が覚めて、Twitter(現X)のタイムラインを追う、出かける、仕事する、TL眺める、仕事する、昼ごはん食べる、TL眺める、仕事する、TL眺める、仕事する、TL眺める、帰宅する、TL眺める、入浴する...
2023.08.25 16:10
20230826所感
 「四半世紀」という言葉を伴う記憶ですぐさま思い浮かべるのは、声優で歌手の椎名へきるさんが当時パーソナリティを務めていたラジオ番組内で、ご自身が迎えた年齢をその言葉を用いて言い表していたことである。ひと世紀100年を4つに分けた歳月、すなわち25年だ。 本日8月26日。私が「自分はオタクだな、たぶんきっとこの先もこういう愛好を持ったまま生きていくのだろうな、周囲からの偏見の目に屈することのない強い意思(意志)を持って好きを貫いていくんだろうな」ということを自覚した瞬間から四半世紀が経過した。 幼い頃からテレビ番組を見るのが好きで、ドラゴンボールもセーラームーンもどちらも見ていたし、幽☆遊☆白書も魔法騎士レイアースも見ていたし、いわゆる男の子向け女の子向...
2022.12.31 14:10
20221231所感
「現実」と「リアル」のニュアンスの違いが僕の感情や普遍的な思いを掻き乱していった、そんな1年だったと暮れの夜、そう静かに思い馳せる。当たり前の日常が瞬く間に瓦解して、圧倒的なパワーの前に為すすべはなく、謂れもないまま蹂躙され、さもなくば命をも奪い去られる。2月24日という決して忘れることのできない日、その後の悲惨な出来事をまざまざと見せつけられ、果たして無関心でいられた人というのはどういう神経をしているのか、逆に問いたいほど、ロシアのウクライナ侵攻は極めて強い衝動をもって記憶に留めることとなった。いまなお続く戦争は決してひと事ではない。大晦日の今日も朝から彼の国は我が国の方角に、EEZ外ではあったものの、ミサイルを3発も打ち込んできた。正気ではない。ま...
2022.09.24 14:55
20220924所感
世界が新型コロナウイルスという人類共通の脅威を前にしても一致した解決策を見いだせず、また叡智を統べることもできず、あるいは軍事力による一方的な現状変更を試み、隣国を侵犯する安保理常任理事国に対して何もできない国際社会の、その掲げる浅はかな理想と眼の前の現実とのギャップに悶々とするばかりの、そんな2022年の夏。今年もコミケに行けない無念さと諦めを以って暑さの苦しみとともに夏という季節を終えるのだと決め込んでいた頃にこの作品を予約した。CUBE『夏ノ終熄』(ナツノオワリ)

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