2025.07.27 16:3420250728所感しょうもないことを論述する。「潮吹きとなんぞや」という事柄について、である。私が「潮吹き」という言葉に初めて接したのは、小学4年生のときである。どこで入手したのかさっぱり覚えていない、もしかしたら父親が購入したものを倉庫で見つけたものだったかもしれないが、エロいグラビアやAV紹介などを掲載したエロい雑誌があって、その袋とじページに「潮吹き現象を激撮!」という特集が組まれていたのである。私はそこで「女性はオーガズムに達するとき、性的快楽を得た状態でのみ分泌される体液を含んだ尿が、放尿時とは異なる筋肉の痙攣により、放尿時とは異なる放出量および噴出状態を帯びて尿が放出される現象のことを「潮吹き」と呼称することを学んだのである。オーラルセックスによって昂った女...
2025.04.02 22:30哀惜 ~とあるミカコキストに捧げる恋文~∴‥∵‥∴‥∵‥∴‥∴‥∵‥∴‥∴‥∵‥∴‥∵‥∴‥∴‥∵‥∴‥初めて知る世界へと、たったひとりで踏み込んでみる。立ち入ったその先で何が起こるのか分からない。不安を抱えながらも前へと歩み出した勇気。それは強い信念に由来するものであったのか、新しい輝きを希求していたのか、もしかしたらもっと単純な思考の延長線上にあったものなのかもしれない。それでも、その背中はきっと力強い意志をまとっていた。「きっかけ」というものは案外に淡白だ。何もなかった場所から突然、何の前触れもなく現れる。それは思ってもいなかった因果となって、奇跡のような出来事であったと振り返ることもしばしばである。出会いとは常にそういうものなのだ。だからこそ、その邂逅は力強い自信と矜持を帯びてゆく。...
2024.12.30 09:5820241230所感この歳になっても、いまだ惑ってばかりである。加齢による精神構造というものは物理法則に反してエントロピーは減少するものだと思っていたけれど、まったくもってそういうものでもないことがようやく理解しつつある。またその程度の理解で何が精神構造だと嘲笑されるべきものであることも否めない。とにもかくにも、おそらくは年齢不相応な生き方をしているものだから、落ち着きも平穏もあったものではない。そうしたなか、またこうして年の暮れ、誰に宛てたものでもなく、誰かに読んで欲しいからと書いているわけでもない、毎年恒例の納め文をしたためるものである。今年の夏はとにかく暑かった。記憶のほとんどが「暑かった」という感情でストレージが埋まってしまっているぐらい暑かった。気候のせいにした...
2024.10.26 14:1920241026所感選挙権を得て以来、国政選挙をはじめ首長選挙、地方議会選挙には必ず投票に行っていることは私の密かな誇りである。 とりわけ国政選挙においては、積極的な支持をしているわけでもないし、ましてや党員でもないのだが、どちらかといえば消極的な選択として私は選挙区においては自民党の公認候補者、比例においては自民党または自民党公認候補者の名前を記名して投票してきた。その理由はこれまでにも述べてきたとおりである。すなわち、今の生活の根底にあるのは「日本」という国家が国際社会の中で極めて明確に独立国家であることに立脚しているからこそ存立している事実があって、そのために国際社会の中で我が国のポジションを他国との密接な関係に基づいて確立しているからこそ成り立っているも...
2022.12.31 14:1020221231所感「現実」と「リアル」のニュアンスの違いが僕の感情や普遍的な思いを掻き乱していった、そんな1年だったと暮れの夜、そう静かに思い馳せる。当たり前の日常が瞬く間に瓦解して、圧倒的なパワーの前に為すすべはなく、謂れもないまま蹂躙され、さもなくば命をも奪い去られる。2月24日という決して忘れることのできない日、その後の悲惨な出来事をまざまざと見せつけられ、果たして無関心でいられた人というのはどういう神経をしているのか、逆に問いたいほど、ロシアのウクライナ侵攻は極めて強い衝動をもって記憶に留めることとなった。いまなお続く戦争は決してひと事ではない。大晦日の今日も朝から彼の国は我が国の方角に、EEZ外ではあったものの、ミサイルを3発も打ち込んできた。正気ではない。ま...
2022.09.24 14:5520220924所感世界が新型コロナウイルスという人類共通の脅威を前にしても一致した解決策を見いだせず、また叡智を統べることもできず、あるいは軍事力による一方的な現状変更を試み、隣国を侵犯する安保理常任理事国に対して何もできない国際社会の、その掲げる浅はかな理想と眼の前の現実とのギャップに悶々とするばかりの、そんな2022年の夏。今年もコミケに行けない無念さと諦めを以って暑さの苦しみとともに夏という季節を終えるのだと決め込んでいた頃にこの作品を予約した。CUBE『夏ノ終熄』(ナツノオワリ)
2022.03.26 12:4320220326所感今年もヒノキ花粉に苦しむ季節が巡ってきた。ただ、飛散するよりも前に鼻炎薬の服用を開始したかいがあったのか、例年に比べれば穏やかな症状で落ち着いている気がする。それでも目は痒く、鼻水は止まらず、顔は乾燥し、やっぱりこの季節は好きにはなれない。どちらかといえば寒いほうが好きなので、暑い季節へと向かっていく気候の変化に対しては、世間一般の感覚に反し、どうしようもなく気分は下げ方向である。それでもどうにかこうにか生きながらえようとする本能は無意識にも働いてくれるわけで、食う寝るシコるの三大欲求は常に満たし続けなければならないのであって、長々と冒頭句を列べるのはこれまでにして、いよいよ今夜 最終回の放送を迎えるTVアニメ「その着せ替え人形は恋をする」について、ち...
2021.12.31 11:3220211231所感2021年という年を振り返ってみても、強烈に記憶に残る出来事があったり、生活が一変するようなイベントが発生したりすることもなく、無事に年末を迎えられたということだけでも褒めてもらいたいぐらい、ただ今を生きてきた、その積み重ねなのかなと思う。とはいえ、全く何もなかった、というわけでもないので、ざっくりと振り返りたい。今年も残念なことに、COVID-19の流行は止まらず、社会的に広く打撃を受けている一方で、私の働く建築業界においては、政府による補助金等を活用した店舗の改修工事が比較的多く行われたこともあって、何件かの飲食業態の店舗改装工事に携わったこともあり、それはもう忙しかった。例えば、これまで夕方以降のみ飲食店として開業していた店舗を休業させ、店内の一...
2021.05.04 17:0720210505所感もう10年前の話である。小学校の頃からの友人が突然、この世を去った。その報せは共通の友人からもたらされた。なんとも遠回りな伝達経路なのだが、彼の父親は死んだ友人と同じ某自動車メーカーのグループ企業に勤めていたらしく、何千人?もいる従業員の誰かが亡くなると掲示板だか何かに貼り出されるらしい。伝聞でしかなく記憶も曖昧で正確なことは言えないが、父親からその報せを聞いた彼は、その夜、言葉を詰まらせながら私に電話をくれたのである。その段階で本当にその友人なのか私自身の中で真偽を計りかねていたので、私はその友人の携帯に電話をかけた。何かの間違いであってほしい。いや、きっと間違いなのだ。長い長いコールのあと、その友人とは異なる声の持ち主が電話口に現れたので、その瞬間...
2021.01.17 18:3020210118所感さすがにそろそろモヤモヤの水位が警戒域に達しそうで、心のダムが崩壊してしまう前に放水しておこうと思うのだが、吐露しようとするものを解決したいとか、ましてムーブメントを起こそうとか、そういった意思は強くはない。けれども、なんというか「いい加減にしてほしいよね」という思いはあって、きっと同じ思いを感じている人がいるはずだし、だからといって一方的な言い分だから、あくまで私論として意見表明するまでである。しかして、隠れて論じるのは本意ではないので、一応タグ付けでリンク貼ってツイートさせてもらう。本題に入る。
2021.01.01 08:0520210101所感新しい年を無事に迎えられたこと、まずもって感謝を申し上げる。年越しの瞬間というものは何度経験しても何か特別のようなものに感じられ、旧年との別れへの潔さと新年という未知への緊張感とが混ざり合って、不思議な感覚を覚える。2020年の大晦日。年末恒例の紅白歌合戦を観て過ごせたことは幸せなことであった。旧年中にAmazon Musicで様々な音楽を聴く楽しみを覚えて以来、車の運転中や思考を伴わない作業中のBGMとして、その多くの時間を音楽とともに過ごしたことは精神的にも僅かばかりでも気楽に生きていくきっかけになれたのではないかと思うし、紅白を通じて、知らなかったアーティストさんや聞いたことのなかったサウンドを知ることに喜びを感じたし、きっと今年も様々な音楽に出...
2020.10.23 18:2820201024所感その相手を可愛いと思う、という感情は親しみであるのか、慈しみであるのか、それとも欲求であるのか。ここ最近の私の作品鑑賞といえば、その主軸は劇場版ヴァイオレット・エヴァーガーデンであったり、秋の新アニメであったりする訳だが、いやいやどうしてだろう、あらゆる作品のテーマに共通するものが人と人との間に存在する機微な心の変容や感受性といった、究極に問い詰めれば「愛すること」、この一言に表記されてしまうような、普段の私にはとうてい柄にも無い単語について深く考える機会の多いことに何だか一様の幸せのようなものを感じずにはいられない。先日、PURESIS(ピュアシス)さんのデビュー作『QUALIA ~約束の軌跡~』を読了した。作品についてはリンク先を参照していただけれ...