2020.04.05 10:1020200405所感ここ数週間はまるで梶井基次郎の「檸檬」の冒頭の一文がしっくりとくる世界に生きている気分である。自粛という言葉が行動規範とか心理表明といったものを超越し、今や概念として人々の生活の根底に存在している、というのは言い過ぎかもしれないけど、判然とせず得体の知れないモノを前にして、自画自賛したくなるぐらい進んだ文明をもってしても、人類はこの危機に対し、なぜだかどうして、一致結束して行動できない姿を見ていると、新世紀エヴァンゲリオンで描かれた「人類補完計画」の目的をふと思い出されてしまい、これだからオタクは困るなぁと我ながら思う訳である。さて、てんで経済分野に関しては素人であると前置きした上で。日本政府がこの危機に対し、具体的な経済財政政策をいろいろと打ち出して...