歳を重ねるということ

今日は誕生日を迎えたので、ちょっと考えてみようと思う。


小中学生の頃なんて言うのは先生の言うことを素直に聞き入れるのが当たり前だと思っていたし、

そうすることが正しいことなのだと思っていた。


ところが年齢を重ねていくと徐々にひねくれ者になるというか、

本当にそうなのか、この大人が言っていることは正しいのか、

などと疑念を持つようになり、

しまいには「そんなの聞いてられない」ってなる。

思春期特有の何か、反発性な衝動が発生するのである。


知識や経験が増えていくと、自身の中で自信が生まれる。

それがいつしか慢性となり、おごりとなる。


それはすなわち、思考的にも精神的にも弾力性を失い、

刻々と変化する状況への対応力をも低下する。


そうであってはいけない、そう分かっていても

その時の感情や体調的な問題によって、その正常な判断力さえ低下して

世間でよく言う「老害」認定されてしまう恐れすらある。


だからこそ常に謙虚な姿勢を忘れることなく律していかねばならないし、

それを容易にコントロールできる者こそが

『おとな』を名乗るに値するのだと思う。


ココ最近、訳あって「技能講習に通う人」をやっているのだが、

とにかく講師の先生のお話を素直に聞くことに徹している。

知識や経験、慣れがあったとしても

初心者の気持ちで、教わるすべてを吸収してやるという気概で臨んでいる。


先生の目をきちんと見て話を聞く。

それだけでも随分と頭にインプットできる容量が違ってくる。


歳を重ねるということは肉体的な老いも伴うわけだが

幸いにもまだ前前前期高齢者にも満たないと自負しているので

その点についての考慮はこの際省く。

とりあえず病気になるような不摂生な生活は戒めたい。


なんだが取り留めのない話になってしまったけど、

自分の誕生日に際し、

生きて生かされているこの奇跡に感謝して、

然るべき『おとな』を目指して生きていきたいと思う。

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高橋キノエネのーと

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