20211231所感

2021年という年を振り返ってみても、強烈に記憶に残る出来事があったり、生活が一変するようなイベントが発生したりすることもなく、無事に年末を迎えられたということだけでも褒めてもらいたいぐらい、ただ今を生きてきた、その積み重ねなのかなと思う。

とはいえ、全く何もなかった、というわけでもないので、ざっくりと振り返りたい。

今年も残念なことに、COVID-19の流行は止まらず、社会的に広く打撃を受けている一方で、私の働く建築業界においては、政府による補助金等を活用した店舗の改修工事が比較的多く行われたこともあって、何件かの飲食業態の店舗改装工事に携わったこともあり、それはもう忙しかった。例えば、これまで夕方以降のみ飲食店として開業していた店舗を休業させ、店内の一部をテイクアウトコーナーに改装し、客席数を減少させ、またランチも行っていく、というような業態変更を伴う申請を出して、無事に審査を通過、数千万円の補助金が下りたというケースもあった。いわゆるコロナ予算77兆円のうちの一部なのだろうが、なんというか、経営者側だけ得しているように見えて、現場でドッカンドッカンやってるこちらは、労働内容に相応した対価なぞ貰っているわけでもなく、まぁでも、仕事無いよりはマシな訳で、何が良いのか悪いのか、とても穏当な感情ではなくなる感じがあって、こういうときは深く考えないようにするのが現代社会の適切な処世術なのだろうとも思う。

自分の中で今年最大のトピックといえば、やはり、あのエヴァンゲリオンが遂に終わったということであろう。

年齢がバレそうでアレだが、深夜枠でTVシリースのエヴァ再放送を観て、そのあと旧劇エヴァを劇場で観て、あまりの衝撃的な結末に、その後の人生を棒に振った勢いぐらいのショックを受け、その影響からなのか、終ぞ今に至るまでまともな生き方をすることなく生きながらえてしまった果てにエヴァが本当に終劇したのである。

約25年だ。我々、といっても差し支えないだろう。我々エヴァンゲリオンによって人生を狂わされた者たちは、シン・エヴァによって「庵野秀明」という人間の補完に立ち会い、そして、我々自身の25年間にケリを付け、次は我々自身が自分自身で補完計画を遂行しなさいと言い渡されたのである。

エヴァの呪縛からの解放とともに訪れた、エヴァなき後の世界。まさか、こんなにも空虚に満たされて、言葉すら思い浮かばず、それでいて清々しい気分とは思いもよらず、劇場には5回も観に行ったけれども、「終わってしまった」という感情が強くて、いまだ冷静になれずにいる。

きっとこれが「エヴァ」なんだろうな、とも思う。しばらくこの胸の中の熱狂はくすぶり続ける。それが落ち着いたら、また改めて振り返りたい。今はそんな思い。

今年を振り返って、あとはなんだろうなぁ。

今年はエロゲをプレイする時間が減った分、同人音声作品をたくさん聴いていた気がする。

たぶんこれまでで一番同人音声作品をDLsiteで購入した一年だったのではなかろうか。

正直、これまで秋野かえでさん以外の同人声優さんへの探求を怠っていたこともあるだろうけど、いや、秋野かえでさんで満足してた気もする。だって秋野さんはツイキャス聴いていると、人としてもとても魅力的だし、作品の演技もとてもえちえちで、なにより、好きな声域なので、あんまり飽きが来ない。

ところが、だ。今年はついに他の声優さんが出演する作品にも興味が向くようになってきた。日向葵ゅかさんの元気で明るい声に癒やされ、かの仔さんの甘くて優しい声に癒され、柚木つばめさんのお姉さんボイスに癒やされ、七瓜るとろさんの小悪魔ボイスに癒やされ、秋山はるるさんの罵声ボイスに癒やされ、羽丘蛍さんの実演作品は脳が溶けるほどしゅごかった!生活に潤いを下さって、本当に感謝です。

私が今後の展望をまとめるまでもなく、同人音声作品は供給過多となり、さらに多様化が進むことだろう。需要を奪い合う形となるだろうが、様々な形式であったり、ジャンルの作品がたくさん登場するかと思うと楽しみでならない。

あとは…コミケ、行きたかったなぁ。

金銭面的に無理があったし、家族の十分な理解も得られなかったし、そもそも入場制限ありの抽選方式で有料制であったし、様々な要因で不参加となったけど、コミケに一度参加すると、あの場所に帰りたくなる思いが強くなるのは本当なんだなってしみじみと思う。

C100はきっと完全な形で開催されると思っているし、そう願わずにはいられない。そして、次回こそは参加したいね。

うん、こんなところかな。

もう紅白始まっちゃったし、観ながら打ち込むのはちとツラいw

今年も生きながらえたことに感謝を。出会えた人々すべてに感謝を。

来年も良い一年となることを祈りつつ、少しでも良い一年とするためにも、自分も何かを始めないといけないなーとも思いつつ、NHK紅白、孤独のグルメ、Eテレ2355-0655年越しスペシャルを観ながら今年を終えたいと思います。

駄文にお付き合いいただきありがとうございます。

では、良いお年を~。

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高橋キノエネのーと

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